田野畑 山地酪農牛乳 くがねの牧 BLOG

田野畑村の山地酪農牛乳、くがねの牧のブログです。

千里の道も一歩から。
山地酪農の目指す千年家も日々の営みの繰り返しです。
その軌跡をほんの少しご紹介します。

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第59号 くがねの牧通信より 「祝 結婚!」


 4月29日(日)大安、志ろがねの牧、長男公太郎君と平泉の老舗お菓子屋さんの三女小織さんの結婚お披露目会が地元の甲地公民館で行われました。すでに今月のまきにて詳細はご存知の方も多いと思いますが、すべてが手作りの本当に温かい会となりました。くがねの牧からは私と親父が招待にあずかり、妻と息子達は鹿踊りを口実に押し掛け参加させて頂きました。清々しい春の晴天のもと、会はこの地域に古くから伝わる伝統芸能鹿踊りで始まり、テレビ岩手の遠藤さんをはじめとする多くの恩人や友人のスピーチに笑ったり涙したり、また料理は地元のお母さん達が心を込めて作って下さった赤飯やお吸い物に舌鼓を打ちました。多くの皆さんの祝福に自然と新郎、新婦の目にも涙が。本当に沢山の感動を貰いました。
 吉塚家の長男として生まれた公太郎君は私とは年が九つ離れております。小さい時にはよく両親に連れられて我が家に遊びに来ていました。次男の恭次君が生まれるぐらいまでは毎年のように大晦日なども一緒に過ごした記憶があります。お父さんによく叱られていた公太郎君。あまりのおじさんの厳しさに「吉塚家の子供でなくて良かった。」と子供心に思ったものでした。だって、げんこつされた公ちゃんの頭はその勢いで振動していたぐらいですから・・・。



 彼が小学校高学年の頃だったと思いますが、吉塚代表は一大決心をして山地酪農牛乳を立ち上げました。当時はまだ冷蔵車も買えず、ダンプの荷台でパックに詰めてもらった牛乳を盛岡市内まで運び、試飲即売会を行なっておりました。私も学生時代、帰省中に一度手伝いに行ったことがありましたが、公太郎君も一緒について来ていました。「どうぞ、良かったら、飲みませんか。」デパートの食品売り場で少しおどおどした様子で、精一杯声を振り絞ってお客様に牛乳の試飲を勧めていた彼。お昼ご飯で入った食堂では、家計を心配して一番安いラーメンしか頼みません。家で待っている兄弟達を思ってか少し申し訳なさそうにラーメンを食べる彼。最後にはスープを一滴も残さず、平らげるというよりは大事に大事に味わいながら飲み干しました。そんなけなげな公太郎少年の姿に、私は大きな感銘を受け、自分自身の生きる姿勢を問い直していました。

 10年ひと昔とはよく言ったもので、いつもお父さんの様子を気にして伏し目がちだった少年は、高校生になるとがっしりとした体躯を身に付け、表情からも自信が見て取れるようになってきました。自転車で高校までの10数キロの道のりを通っていたところに目を付けられ、村の駅伝大会にも無理やり引っ張り出されました。地元チームの沼袋体育会の快進撃が始まったのもまさにその辺りからと言っても過言ではありません。公ちゃんの弟達も何の疑問もなく高校生になると駅伝チームに加わってくれるのも兄貴の姿を見習っているからこそでしょう。
 2年間の酪農実習を終えた公太郎君は私と同じように山地酪農家の後継ぎになり、そして牛乳配達にもスタッフとして加わりました。はじめのうちは道を覚えるのに必死で、何度も信号の直前で「公ちゃん! 赤だー!」と助手席から叫んだ事もありましたが、今では「宗君、ここはこうで、あそこはああで。」と配達を取り仕切っています。

 盛岡市内までの片道約2時間の道中は本当にいろいろな話をします。牛の話や家族の話題、時には結婚の話もする事もありましたが、いつも上手い具合に話を逸らされます。岩泉でヒッチハイクしたおばさんをトラックに乗せた時も「私の娘をどうか。」と言われ必死に断っていました。それまでほとんど2人の会話に興味を示さなかった私はその話題となるや人が変わったように公太郎君にけしかけたのには、本人も苦笑いでした。こんな事もありました。私と公太郎それに実習に訪れていた女学生とお客さんの誘いで岩洞湖にワカサギ釣りに出掛けたときのことです。私はそのお客さんと結託して寒さを防ぐために張ったテントの中にその実習生と公太郎を2人きりにしようと考えました。もちろん、あわよくば2人の恋の進展を願ってのことです。狭いテント中、私、公ちゃん、研修生そしてお客さん夫婦と5人が氷に開けた直径15センチ程の穴に糸を垂らしています。頃合いをみてお客さん夫婦に目で合図をし、なるべく自然な形でひとり、またひとりとテントの外に出ます。いつの間にかテントの中には公ちゃんと女学生さんが二人っきりになっているというあんばいです。上手く話を弾ませろよと、外の寒い中で釣りを続行しているのですが、なぜが彼はすぐにテントから出てくるのです。「おまえは出てきたら駄目だろう。」そう思いながら、寒いので皆そそくさと中に入ります。しばらくするとまた公太郎が戻ってきます。そして再び作戦開始。ただ二人っきりになるとすぐに外に出てくる公ちゃんでした。



 作戦は残念ながら失敗。そんな恥ずかしがりの彼、恋人は牛と鶏と本気で言っていたあの公ちゃんだっただけに、この度の電撃婚には本当に驚きました。いつも吉塚家にはいい意味で驚かされておりますが(笑)。もうひとりの配達のパートナーである恭次君との配達道中でのもっぱらの話題は、公太郎君の結婚話です。飼っている馬と共に志ろがねの牧にやって来る小織さんが、如何に頑固小坊主の手綱を取るか、我々は楽しみでなりません。「頼みましたよ、小織さん。時計をまったく気にしない公太郎のまずはそこから鞭を入れて下さい(笑)」心から期待しております。
 
なにはともあれ、この素晴らしきご縁に心からおめでとう!! 皆様どうか宜しくお願い致します。
| mu- | - | 19:36 | comments(2) | trackbacks(0) | ↑TOP

高齢化社会なんのその!

 5/6(日) 晴れのち雨
ゴールデンウィーク赤い旗最終日、朝はすごくいい天気だったのですが、
午後からは雨が降り始め、雷が・・・。
雷と豪雨雨の中、牛達が出走前にパドックを回っている馬のように
一列になって帰って来ました。



写真は2代目おでこに斑点があるテン君。うし
背筋を丸めながら帰ってきた牛達に思わず大声で笑ってしまいました。イヒヒ
申し訳ないですが。

午前中、地域の人たちは田代地区に咲く
サクラ草かわいいの群生地の刈り払いがありました。
作業終了後はもちろん公民館で反省会です。ビール
ほとんどが60歳前後の親父の同世代の方々です。
夕方5時過ぎ、2次会に我が家に上がって来ました。
元気な声が響きます。
高齢化社会?
何のその!わーい まだまだ皆さん、青春真っ只中です。チョキ

| mu- | - | 21:53 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP

お昼ごはん

 5/3(木) 雨
すっかり書き込みがご無沙汰になっていました。
一気に春が来たお陰で(くがねの牧では4月30日に桜が開花しました)農作業は忙しくなり、
夜は青年クラブの総会・懇親会→消防(操法練習)→PTA総会(懇親会)→消防→牛乳配達→草野球などなど
なかなかパソコンに向き合っている時間がありませんでした。

その間、公ちゃんの結婚式や息子のスポ少、初任牛が2頭お産したりとブログにアップしたい事が多くありました。

まず久しぶりの話題はこれで!

昨日の昼ごはん事です。
珍しく焼き肉が出てきました。
生姜焼きです。
でも少し色が黒い・・・。
「おお、バーバさん、今日は奮発して生姜焼きか! で、何の肉。」
私の素朴な問いにお袋が一言。
「熊だ。」
「・・・・・。」

精が付きそうです。

| mu- | - | 11:53 | comments(2) | trackbacks(0) | ↑TOP

「出動」

 4/26(木) 曇りのち雨
 毎晩のように何か予定が入り、全く更新できずにいました・・・・たらーっ
今晩も消防の操法練習の予定があり、急いで夜の牛舎作業をやっていると、
「ウー、ウー!」と、けたたましいサイレンサイレンの音が。
防災無線に耳をこらすと、「火災発生火、千丈地区。」
うおおー汗、我々の管轄の地区ではありませんか。
急いで着替えて、消防自動車消防車に飛び乗り出動です。

幸いにもゴミ焼きの火を山火事だと思って通報したようで、
大事にならずに済みました。
ほっと胸を撫で下ろしましたたらーっ

ただ風が強い日だっただけに、野焼きやゴミ焼きは控えましょう禁止

さあ、ビールビール飲んで寝るか!
| mu- | - | 22:11 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP

電気牧柵

4/19(木) 雨のち曇り
今日は海風が入り、少し肌寒い一日でした。くもり

春一番の牧場の作業に放牧地を囲っている牧柵の修理があります。
今日その作業が無事終了したのですが、いつもなら5月の連休頃まで掛かります。汗
「今年はそれだけ頑張ったんだね。」と思われるかもしれませんが、
残念ながらそうではありません(苦笑)。たらーっ

昨年、広い放牧地へも電気牧柵を導入しました。
最近の電牧は昔と違いかなり性能がよく、何キロものによっては何十キロカバーできます。イケテル
今までは雪によりバラ線(有刺鉄線)がよく切れ、古くなっているところも多かったので、
春の修理にはかなりの時間を要しました。

今年は昨年牧場の3分の2を電牧に変えたお陰で、作業がはかどるはかどる!
お陰でこれからの時間を牧草地へ堆肥や尿をじっくり撒く事が出来、牧草の収量アップに繋がる事間違いなし。チョキ



牛達もご覧のように山の放牧地へ登ってくるようになったので、間に合って良かったです。
(修理が間に合わなければ脱柵するひやひや
恥かしながら、これまで間に合った事はありませんでした…。
| mu- | - | 17:02 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP