田野畑 山地酪農牛乳 くがねの牧 BLOG

田野畑村の山地酪農牛乳、くがねの牧のブログです。

千里の道も一歩から。
山地酪農の目指す千年家も日々の営みの繰り返しです。
その軌跡をほんの少しご紹介します。

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「6年生最後の大会にて」

10/14(火)暴風雨

只今台風19号通過中強風
この暴風に牛達も山に行くか迷っています。
何事もなく早く通過してほしいものです。

いろいろあり過ぎて、ついつい更新も滞ってしまいましたが
その中からひとつ。

先週末、少年野球の大会で盛岡市玉山区渋民まで1泊2日で行ってきました。
ローカル大会ですが、県内はもちろん秋田、青森、宮城からも総勢20チーム以上が参加し
かなり人気がある大会です。

そしてこれが6年生最後の大会でもあります。



田野畑スピリッツは残念ながら土曜日のリーグ戦では地元好摩、紫波の日詰に2連敗し
翌日の日曜日の決勝トーナメントには進めず交流戦へ。

そしてようやく1勝して迎えた交流戦2試合目は、
盛岡の3校の6年生のみで構成された連合チームとあたりました。
当然3.4年も混ざってやっと参加している我がチームよりは、断然、力はあります。

試合前「よーし、いよいよ最後の試合だ。どんな結果になってもいいから笑顔でやろう。」
今シーズンはじめて楽しめという言葉を使って選手を送り出しました。

試合は開始早々から盛岡連合チームの猛打がさく裂します。
各チームのクリンナップが構成する打線は予想以上に凄まじく何度も外野オーバーをされます。
それでも声を掛け合い、懸命に凌ぐ小さな田野畑の選手達。

以前は少しでも点を取られると、どんどん落ち込んでいった子供たちでしたが、
どんな状況でもあきらめない姿に成長を感じます。

これだけで目頭が熱くなった私でしたが
なんと途中には3対2と逆転しました。

ただすぐに同点とされ、最終回に再び3点のリードを許します。
敵も6年生チームだけに意地でも負けられないと必死です。

そして最後の攻撃。
粘る田野畑は1点を返し、2アウト2、3塁。
一打同点のチャンスです。

ベンチ、父兄の応援席の雰囲気は最高潮。
誰もが逆転サヨナラを信じて疑いません。

「タイム。」
今シーズン初めて攻撃のタイムを取った私。
バッターボックスの選手に耳元で一言。
「空振りしてもいいから思いっきり踏み込んで打ってこい。」

相手ピッチャーが後1球と渾身のボールを投げ込んできます。
予想どうりそのボールは外角に向かって一直線。
「いけー。」と、ここの中で叫びましたが、
相手の球威が勝り、ボールはファーストの正面に。

そのまま取ってベースを踏まれ、ゲームセットとなりました。
ほんの数センチまさにあと一歩でした。

試合終了後、挨拶を終えて私の元に帰って来た選手達の目からは涙がこぼれていました。
その涙は試合に敗れた悔し涙か、このメンバーでやる最後の試合が終わっての寂しさから来る涙か、
または最後の最後に最高のゲームが出来た充実の涙か、本人達しか分かりません。

しかし、その彼らの涙を見てしまった私はもうどうすることも出来ませんでした。
ここまで涙を流したのはいつ以来か、年甲斐もなく号泣してしまいました。

声を詰まらせながら、彼らに伝えましたが、
彼らと1年間野球が出来たことは、私の大きな大きな宝物になりました。

子供達を指導していたつもりが、一番成長させてもらったのは私自身かもしれません。

最後にベンチ前で輪になって、涙を流しながら精一杯歌ったチームの歌。
子供達の歌声が今でもしっかり耳に残っています。

「みんな本当によく頑張りました。」
| mu- | - | 11:41 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP









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